運用はプロの専門家!投資信託とは?
投資信託とは?
投資信託とは、「投資家からお金を集めて大きな資金にまとめたものを、運用のプロが株式・債券などに運用する商品」のことです。 文字通り、信託とは「信じて託す」、つまり運用のプロに資金を預けて投資をお願いするシステムとなっているわけですね。 通常、投資と言えば金融商品選びはもちろん、何をどれぐらい、いつ買うか?などは自分自身で判断しなければなりませんが、 投資信託の場合はそれらの判断を運用の専門家が行ってくれます。 初心者や投資経験の少ない人には非常にありがたいと感じませんか? 冒頭で申し上げた「投資信託は投資経験が少なかったり、投資初心者に向いている金融商品」というのにはこのようなカラクリがあるのです。
投資信託の仕組み
投資信託は「分業制」のような仕組みを取っており、役割に応じて複数の機関や団体が関わっています。 具体的に言うと、販売会社、受託会社、運用会社の3つがひとつの専門家集団となり、投資家から集めたお金を運用していると考えてください。 【投資信託に関わる3つの集団の役割と関係性】 ■販売会社・・・投資信託を投資家に販売する役割を担い投資家から資金を集めます(主に証券会社、銀行、郵便局などが該当) ■運用会社・・・集めたお金をどこにどのように投資するかを考え、投資の実行を指示します ■受託会社・・・投資家から集めたお金を保管・管理する役割を担い、運用会社からの支持を受けて株や債券など金融商品の売買を行います 以上、3つの運用会がひとつの専門家集団となって、販売・運用・資産管理などを行うことで投資信託は成り立っています。 ではさらに投資信託を行う上で知っておきたい特徴や注意点などをまとめてみていきましょう。 【投資信託の特徴・注意点】 ・運用のプロに任せられるので投資に関する専門知識やスキルなどが不要 ・少額(1万円や1000円程度)でも投資が可能 ・さまざまな金融商品に分散投資できるのでリスク分散も行える ・分散投資には極端な値下がりを防ぎ多額の損失を避ける効果がある ・運用が失敗した際は元本保証の対象にならない(元本割の可能性もある) ・投資信託購入時や持っている時には手数料が発生するため、費用はしっかりチェックする
投資信託の選び方
初心者に優しい、少額から投資が出来る、リスク分散に適している、などなど、投資信託は様々なメリットを持っていますがその種類もひとつではありません。 様々な種類の投資信託の中からどれを選べば良いのか? ここでは投資信託選びのコツやおすすめの投資信託をご紹介しましょう。 【投資信託選びで覚えておきたい4つのコツ】 ■手数料・・・投資信託は購入時や保有時に手数料が発生しますが、販売会社や投資信託の種類ごとに手数料は異なります。例えば同じ投資信託であってもどこで購入するかで購入時手数料が異なる場合などもありますので、手数料はチェック・比較することを心掛けましょう。 ■リスクとリターンのバランス・・・投資信託は様々な商品を組み合わせて分散投資する特徴を持つため、組み合わせのパターンごとにリスク及びリターンの大きさは異なります。基本的にハイリスク・ハイリターンの投資信託は上級者向けと言われているため、リスクを抑えたいのであれば預貯金や債券などローリスク・ローリターンの商品を選択すると良いでしょう。 ■分散投資を意識する・・・投資信託はリスクマネジメントが重要だと前述してきましたが、リスクを抑えながらリターンにも期待した場合は複数の投資信託を持つ方法もおすすめです。 ■購入のタイミング・・・投資信託もあくまで「投資」ですから、値段は常に変動することを考慮し、購入時期を分散する心掛けを持ちましょう。一度に商品をまとめて購入する方法はリスクが高くなってしまいますから、積み立て投資などを活用しつつ期間を分けて購入すればリスクを抑えながら資産運用を行えます。 以上4つのコツを踏まえたうえで、その中でも自分が何を重視したいかで投資信託を選ぶのが基本と言えるでしょう。 手数料を抑えたいなら購入時手数料がかからないノーロード投資信託。 少額の自己資金を希望し、リスクを抑えたいなら、毎月500円~1,000円ほどの少額から一定額コツコツ投資できる積み立て投資。 値動きの異なる資産を組み合わせ、リスクを抑えながらある程度のリターンにも期待したいならバランスファンド。 こういった具合に、自分の希望に合わせて様々な特色を持つ投資信託を選ぶよう心がけてみてください。
投資信託まとめ
今回は投資信託の基礎知識や仕組み、選び方などについてご紹介してきましたがある程度特徴はつかめたでしょうか。 最後に特に重要なポイントをおさらいとしてまとめておきましょう。 【投資信託の重要ポイント】 ・投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をまとめたものを、運用のプロが様々な商品に運用する商品 ・投資信託は少額からコツコツ投資できる ・投資信託は専門的な知識やスキルがなくてもできる ・投資信託ごとにリスクやリターンの大きさが異なるので注意 ・自己資金やリターンとリスクのバランスを考慮し、自分に適した投資信託を選ぶのが大切 今回ご紹介した内容を参考に、ぜひあなたも投資信託にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2018年7月10日追記:最低手数料0.1米ドル→無料に変更!
先陣を切って手数料を下げたマネックス証券でしたが、他社も追随して手数料を下げました。結果として、マネックス証券は2019年7月22日から最低手数料を0.1米ドル→無料まで引き下げることにしたようです。
ただし楽天証券・SBI証券も最低手数料を無料まで下げた為、価格優位性はありません。代わりにマネックス証券は下記キャンペーンで差別化を図ったようです。
■手数料キャッシュバックキャンペーン
初回入金日から20日間の米国株取引手数料(税抜)を最大3万円(キャッシュバック時のレートで円換算)キャッシュバック
■ゼロETF(米国ETF売買手数料実質無料プログラム)
対象ETFの米国株取引にかかる取引手数料(税抜)を全額キャッシュバック
これらは楽天証券・SBI証券では実施されていないので米国株投資を検討している方はこの辺りも考慮にいれてみると良いのではないかと思います。