もらって嬉しい株主優待とは?
株主優待とは?
そもそも株主とは、株式会社が発行した株式を購入・所持している人たちのことを意味しています。 企業は投資家から資金提供を受け、その証明書として株式を発行し投資家の手に渡す仕組みとなっているのです。 もちろん投資家たちは資金提供の代わりに株主をもらうだけではありません。 リターンとして企業から配当金を得たり、売買により利益を得たりなどのメリットがあるのですが、この特典のひとつとして存在しているのが「株主優待」です。 株主優待とは文字通り、株式を発行している会社が自社商品やサービスなどを株主だけの特典として提供するもので、実は日本独自のサービスでもあります。 投資家の中には、会社それぞれのユニークや株主優待に魅力を感じ、株式投資をしている人も珍しくありません。 単にお金としてのリターンだけではなく、株主優待には株主たちに独自の特典を提供し、自社により愛着を持ってもらう狙いもあるわけですね。 ではここでいくつか、株主優待の具体的な提供サービス・プレゼントなどをご紹介しましょう。 【株主優待の具体例】 ・自社の食品や飲料品(職人メーカーなど) ・自社の飲食店で食事できる優待食事券(飲食業など) ・イベントの招待券やホテルの宿泊券、鉄道会社の優待乗車券など ・建築工事の割引サービス(住宅メーカーなど) ・株主限定のコンサート(レコード会社など) いかがでしょうか? 株主優待と一言で言っても、その内容は千差万別。非常にバラエティに富んだ内容であるのが分かるかと思います。 各社が自社の魅力を伝えるため、株主優待は重要なツールとなっているともいえるでしょう。
優待を貰うまでの流れ
多種多様な株主優待が存在することは分かりましたが、いったいどのような流れで株主優待はもらえるのでしょうか? 多少ケースバイケースではありますが、株を買ってから株主優待をもらうまでの流れを順番にご紹介していきましょう。 ①証券会社で口座開設 ②購入する株(会社)を選ぶ ③株の購入を行う ④権利確定日(株主名簿に記載され、株主優待や配当の権利が確定される日)まで待つ ⑤権利確定から2~3か月で株主優待が届く 5段階の流れで説明しましたが決して難しい手続きは必要ありません。 証券会社で口座開設を行い、株を購入する会社を選んで購入。 基本的にはこれだけですので、意外と簡単に感じる方もいらっしゃるでしょう。
おすすめの株主優待
株主優待の魅力をもっと知るために、ここではいくつかの株主優待をおすすめ情報としてご紹介したいと思います。 ■日本マクドナルドホールディングス 100株以上…食事優待券1冊 300株以上…食事優待券3冊 500株以上…食事優待券5冊 ※配当基準月:12月末日・6月末日の年2回 ※食事優待券1冊の中に、「バーガー類、サイドメニュー、ドリンク」3種の無料引換券が1枚になったシートが6枚入っている ■日清食品ホールディングス 100株以上…自社製品3,000円分(3月のみ) 300株以上…自社製品3,500円分とひよこちゃんオリジナルグッズ1,500円分(3月、9月) 1,000株以上…自社製品4,500円分とひよこちゃんオリジナルグッズ1,500円分(3月、9月) 3,000株以上…自社製品5,500円分とひよこちゃんオリジナルグッズ1,500円分(3月、9月) ※配当基準月:3月末日・9月末日の年2回 ■ANAホールディングス 100株以上…株主優待券1枚 ※国内線搭乗50%割引 200株以上…株主優待券2枚 300株以上…株主優待券3枚 400株以上…株主優待券4枚 +400株超過分200株ごとに1枚 1,000株以上…株主優待券7枚 +1,000株超過分400株ごとに1枚 100,000株以上…株主優待券254枚 +100,000株超過分800株ごとに1枚 ※配当基準月:3月末日・9月末日の年2回 ※株主優待券1枚で、国内線の運賃が50%割引(対象はANAの国内営業全路線片道1区間) そのほか、家電量販品として有名なビッグカメラでは買物優待券、総合スーパーを展開するイオンでは3~7%のキャッシュバックなど、様々な特色を持つ株主優待が存在しています。
株主優待まとめ
株主優待ひとつとっても、どの会社に株式投資するのかで楽しみは大きく変わってくるのが今回ご紹介した内容でお分かり頂けたと思います。 株式投資の際には配当や企業の実績、今後の成長などを考慮することも大切ですが、株主優待の内容で投資先企業を選ぶのもアリでしょう。 様々な企業の株主優待もチェックしながら、投資先の企業選びに役立ててください。
2018年7月10日追記:最低手数料0.1米ドル→無料に変更!
先陣を切って手数料を下げたマネックス証券でしたが、他社も追随して手数料を下げました。結果として、マネックス証券は2019年7月22日から最低手数料を0.1米ドル→無料まで引き下げることにしたようです。
ただし楽天証券・SBI証券も最低手数料を無料まで下げた為、価格優位性はありません。代わりにマネックス証券は下記キャンペーンで差別化を図ったようです。
■手数料キャッシュバックキャンペーン
初回入金日から20日間の米国株取引手数料(税抜)を最大3万円(キャッシュバック時のレートで円換算)キャッシュバック
■ゼロETF(米国ETF売買手数料実質無料プログラム)
対象ETFの米国株取引にかかる取引手数料(税抜)を全額キャッシュバック
これらは楽天証券・SBI証券では実施されていないので米国株投資を検討している方はこの辺りも考慮にいれてみると良いのではないかと思います。