株式投資の基本！そもそも株って？

株に興味のある方なら、「IPO」という言葉について一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ですが詳しい詳細や魅力についてよく知らないという方もまだまだ多いでしょう。

・IPOって何？
・なぜIPOは人気なの？
・IPOってほんとに儲かるの？

などなど、今回はIPOに関する様々な疑問にお答えする形で基礎から応用までを分かりやすく解説しました。

IPOとは

IPOは、Initial Public Offeringの頭文字を取った言葉で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と呼ばれることもあります。

では具体的にどんなものなのかというと、「未上場企業が証券取引所に株式を公開（上場）し、投資家に株式を取得してもらうようにする」ことを言います。
IPO株投資とは、この仕組みを用いて「新規上場する企業の株を買い、上場したその日に株を売却して利益を狙う」投資の仕方です。

ただし、新規公開株は誰でも手に入れられるわけではなく、抽選に申し込み、当選して初めて購入が可能となります。この点が「既に上場している企業 の株しか買えない」通常の株式投資とは大きく異なる部分でしょう。

要するにすごく分かりやすく表現すれば、「これから上場する会社の株を抽選に当選して上場前に手に入れ、上場日に売る」というのがIPO株投資なんですね。

そしてこのIPO株投資。何がすごいのかというと、「かなり高い確率で利益を出せる」ところです。初心者であってもです。だからこそIPO株には購入希望 者が殺到するのだと考えてください。

【IPO株投資はなぜ勝ちやすいのか？】
・上場後に株価が大きく飛躍する銘柄が多い
・売り出し価格（公募価格）は割安に設定されるケースが多い
・成長著しいベンチャー企業など、業務急拡大に期待できる企業が多い
・取得に際する手数料がかからない

過去実績

ではさらにIPOの魅力とすごさを知るために、具体的なデータを見てましょう。

※2018年のIPO実績

IPO株の買い方

IPO株のすごさはすでにお分かり頂けたかと思いますが、そうなると気になるのは「具体的な買い方」です。

大体の流れを以下にまとめましたのでご覧ください。

1.IPOに強い証券会社で口座開設
2.投資の必要資金を用意
3.新規公開される銘柄情報をチェック
4.抽選に応募
5.当選後に購入

複雑な知識やスキルを使うわけでもなく、重要なのは「抽選に当たるかどうか」という部分に尽きます。

とにもかくにもIPO株を購入するには証券会社での口座開設が必須ですので、早めに手続きを済ませておきましょう。

当選確率をUPさせる裏技

IPO株投資で最も重要なのは「抽選での当選確率を上げること」です。

そのために重要になるのが証券会社選び。

【IPOの当選確率が高い証券会社を見分けるポイント】
■抽選方法が平等である・・・「完全平等抽選」以外の抽選方法では、当選確率が偏るので注意。（資金量抽選など、優遇される者が出てくるため）

■開設口座数は少ないほど良い・・・単純にライバルが少ない方が良いのは当然。ただし口座数が少ないところはIPO株の割り当て数も少なくなりやすいた めメイン口座には不向き。

■主幹事実績がしっかりあるか・・・IPOにおける準備の中心となる証券会社を主幹事と呼び、主幹事では販売可能な株の配分が多くなるので抽選倍率 が他より低くなる。

以上のポイントを念頭に、IPO株投資を始める際はより当選確率の高そうな証券会社選びを行うよう心がけましょう。

2018年7月10日追記：最低手数料0.1米ドル→無料に変更！

先陣を切って手数料を下げたマネックス証券でしたが、他社も追随して手数料を下げました。結果として、マネックス証券は2019年7月22日から最低手数料を0.1米ドル→無料まで引き下げることにしたようです。

ただし楽天証券・SBI証券も最低手数料を無料まで下げた為、価格優位性はありません。代わりにマネックス証券は下記キャンペーンで差別化を図ったようです。

■手数料キャッシュバックキャンペーン
初回入金日から20日間の米国株取引手数料（税抜）を最大3万円（キャッシュバック時のレートで円換算）キャッシュバック

■ゼロETF（米国ETF売買手数料実質無料プログラム）
対象ETFの米国株取引にかかる取引手数料（税抜）を全額キャッシュバック

これらは楽天証券・SBI証券では実施されていないので米国株投資を検討している方はこの辺りも考慮にいれてみると良いのではないかと思います。